私達人類と動物の関わりは古く、共存する中で次第に愛情を持って向き合う、いわば家族、友人とも言える存在となりました。また野性や大型の動物に備わる力は脋威でした。彼らの特殊な能力は時に神秘として捉えられ、「畏れ」となり、やがて信仰の対象ともなり、さらに人知を超えた力を持つ空想上の生きものの登場にも結びついています。
私たちは彼らのたくましさや、愛らしい姿形に魅了され、その形態や瞬間を留めようと試み、芸術の分野においても生きものを主題にしたさまざまな作品が生み出されてきました。
本展は、犬、猫、鳥、魚、虫などの身近な生きものを中心として、絵画、版画、工芸作品などから幅広く、生きものたちの姿をご紹介します。
- 【時間】
9:30~16:30
休館:月曜日※ただし10月16日(月)は開館
- 【関連事業】
◆ギャラリートーク
◎担当学芸員が、本展の作品の見どころを解説します。
10月22日(日)、11月11日(土)
両日:13:30~ 30分程度
◆会場
1階企画展示室